Project DIVA Arcade

M3行ってきました。今回はダイソーのCDラック一つ分に収まってラッキーでした。

そんなことより、帰りがけに秋葉原寄ったんだけど、そこでやってたProject DIVA Arcadeロケテがすごかった。
ちなみに自分はPSP版を見たことすらないです。以下、そんな人が見た感想。
どんなゲームかというと、初音ミクの楽曲に合わせて画面にマーカーが出て、そこに画面外からマークが飛んでくるのを重なった瞬間にボタンを押す、という音ゲー。有名な話で、IIDXポップンのような判定ラインが固定で複数列にノートだけが流れてくるシステムは、コナミが特許を取っているため使えないのです。それでこんな形になっているのだろう、と想像は付くけど実際に見てみるとかなり作りがうまい。
まず、目が追ってる方向にだけマーカーが出てくるから、変に死角にノートが来て迷うことがない。マーカーも早めに現れる割にはテンポがよくて、画面が広いこともあって互いに邪魔したりしない。そして、拍子に合わせてマーカーの間隔が変わるので、直感的にリズムがわかりやすい。特に最後のは重要で、8分なら4分の半分くらいの間隔で出る(ちゃんと長さに比例した間隔になってる)上に、視線方向に展開してくから、「どんなリズムなの?」と迷わずに済む。他にも音が上がるときはマーカーも斜め上方向に展開していくとか、細かいところも作り込んである。
そして、ローディング画面が非常に格好いい。曲を選んでからちょっとローディング時間があるんだけど、その間もサイバーなイメージで進捗が表示されて、いちいち音も鳴ってくれるというこだわり。画面写真の画像が公式にないので説明し辛いけど、http://miku.sega.jp/arcade/play_flow.htmlの一番下、コンティニュー画面のバックグラウンドにあるヘックスや縦に並んでるリストが次々と点灯していく。見ていて飽きない作りで、ロードが始まったら死んだように黙っているだけのコナミ音ゲーとは大違い。こういう演出、絶対IIDXにも合うと思うんだけどなぁ。
ただ、音ゲーとしてちょっと不満な面もあって、たとえば同時押しがないとか、8分連打とかだと全部同じキーになってるのが大半だとか(せめて2キー使ってトリルにしてほしい)、折角マーカーが可動なんだから文字譜面とか作らないのかな?とかある。まあ、ヘビー音ゲーマーの戯言という説もあるので、一般向けゲームとしては今ので妥当とも思う。太鼓だってシンプルだしね。

以上、Project DIVA Arcadeの感想。システムとしてはかなり完成されている感があるので、せがさんが本気出して音ゲーに参入すればコナミナムコとも十分に戦えるんじゃないかと思った。