データの救出
微妙に昨日(id:osa_k:20070710:1184081914)の続きですが、死んだPCのデータ救出がちょっとめんどかったのでメモ。
まず前提事項。
- 死んだPCはノート型
- HDDは生きてる(当然)
- もう1台生きてるノーパソがある
- そいつはCDからBootできる
- LANに接続できる(無線は微妙なので有線推奨)
- USBメモリを持っている
- CDが焼ける
今回はこんな環境でした。あと、UNIXコマンドが使えることも条件になります。それでは作業開始。
まず、INSERT+(ライブCDの部屋)を落とします。これはデータリカバリに特化した1CD Linuxで、NTFSを読むことができるのとSambaが入っているのが利点です。落とし終わったら適当なCDに焼いときましょう。
次に、HDDを換装します。まあここは各自やってください。死んだPCのHDDを生きてる方に移したらOKです。
さて、ここからが本番です。PCを起動して、先ほどのCDからBootします。Login: プロンプトがでたらそのままEnterを押してほっとくとXが起動します。そしたら、右下のマトリックスみたいな文字が流れてるアイコンをクリックします。すると端末が出て準備完了。
とりあえずHDDが見えないとどうしようもないので、mount /mnt/hda1とかやってマウントしときます。一応ちゃんとマウントできてるか確認してください。HDDが終わったら、次はUSBメモリをマウントします。こいつはfstabに書かれてないので、mount -t vfat /dev/sda1 /mnt/hdとでもしておいてください。これが作業領域になります。
ここで、救出するデータがUSBメモリに入るくらいちっちゃいのであれば、全部コピーして終わりです。日本語のディレクトリとかはTabを押しまくればなんとかなるでしょう;
そうもいかない場合は、Sambaを立ち上げます。デフォルトの設定だとなんもできないので、/usr/share/samba/smb.confを/mnt/hdにコピーして適宜編集します。こことかを参考に。おそらく、
[Rescue]
path = /mnt/hda1
comment = Rescue me!
workgroup = WORKGROUP
security = share
ぐらい書いとけばいいでしょう*1。終わったら保存して、smbd -s smb.confとしてこの設定でSambaを立ち上げます。
ここまでやったら、Windowsの方からアクセスします。普通はネットワーク一覧でinsertと言うマシンが見えるはずですが、見えなかったら\\insertを直打ちすればいけます。
無事にアクセスできたら、ファイルをコピーして終了です。
最初に書いたように、今回は結構めんどくさかったです。まあUSBマウントしてsmb.confを書き換えるまでは思い付いたんですが、なんとVista君がネットワーク一覧にinsertを表示してくれなかったという謎現象により2時間くらい悩みました。その結果が\\insertなんですが。
まあそもそもこんなしょぼい環境でバックアップ取る必要に駆られる人がいるのかは甚だ疑問ですが、とりあえずメモ書きまで。
*1:うろおぼえ